下落することは誰もが分かっていたが、思っていたほど下がらなかった。ベアETFは3倍や2倍のレバレッジのものが多いのでインパクトがあるが、エネルギー、半導体、金融、一般消費財、テクノロジーなど特定のセクターの下落が目立っていたが、好況期の素材はあまり下がらなかった。原油は一時的に下落したが、ドル安が進んでいるので買い時かもしれない。本来なら不動産から下落して兆候になるが、不動産セレクト指数はそんなに下がっていない。フィラデルフィア半導体を-10%未満に抑えてそれ以外のセクターサイクルをうまくコントロールできているように見える。金利とインフレ、景気、株価のピークアウト後における関税で報復合戦が起きることを前提にすると、つられて安くなった質の良い銘柄を選ぶチャンスの時期でもある。1ドル146円台、VIXが29前後、S&P500が下落している。2022年にVIXが同じような水準まで上昇したことがあった。その頃に買った株を売らなければよかったことを思い出した。ベアを選択するのもいいが相場から見極めていきたい。ベアの選択肢を除くと見えてくることがあると思う。シャツにポケットがついていたり、襟がないシャツを見た時のような感覚。「チーズはどこへ消えた?」を思い出す。日経225先物(期近)を見てPTSで儲けている人たちは、マーケット開始数分ぐらいの勝負なのかもしれない。半袖スーツの姿を見かけたら何を思うだろうか。
思っていたほど下がらなかった

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