3,500万円を使うか、3,500万円を貯めてから5%の利回りで支払っていくか
この問いは 「3,500万円を“今使う”構造」と “3,500万円を“資産として育ててから使う”構造のどちらが合理的か」 を比較する話。
結論から言うと、
25年・利回り5% という前提では “3,500万円を育ててから利回りで払う” 方が圧倒的に有利 です。
ただし、キャッシュフロー・目的・リスク許容度で逆転するケースもあるので、構造で整理します。
まず前提:3,500万円を5%で運用するとどうなるか
■ 年間利回り
3,500万円 × 5% = 175万円/年
■ 月換算
175万円 ÷ 12 = 約14.6万円/月
つまり:
3,500万円を資産として持っていれば、毎月14.6万円の“自然発生キャッシュフロー”が生まれる。
A:3,500万円を今使う(資産ゼロになる)
- 3,500万円は消える
- 以後の利回り(14.6万円/月)は発生しない
- もしローンで払うなら、毎月の支払いが発生する• 例:1%・25年 → 約15.1万円/月
▶ 毎月 −15.1万円のキャッシュフロー
B:3,500万円を貯めてから、5%の利回りで支払っていく
- 元本3,500万円は残る
- 毎月14.6万円の利回りが発生
- この利回りで支払いを賄える
- 支払いが14.6万円以内なら 元本は減らない
▶ 毎月 +14.6万円のキャッシュフロー(支払いに充当可能)
AとBのキャッシュフロー比較
| 方法 | 元本 | 毎月の利回り | 毎月の支払い | 毎月の差分 |
| A: 3,500万円を使う | 0円 | 0円 | -15.1万円 | -15.1万円 |
| B:3,500万円を運用して支払う | 3,500万円 | +14.6万円 | -14.6万円以内 | 0(元本維持) |
構造的な本質(意味設計)
A: 3,500万円を使う
- 資産がゼロになる
- 以後の利回りが消える
- 支払いは自分の労働収入から出す
- 時間が味方にならない
B:3,500万円を資産として育ててから使う
- 元本が残る
- 利回りが毎月14.6万円発生
- 支払いを利回りで賄える
- 時間が最大の味方になる(複利構造)
■A:使う(資産ゼロ)
- 元本が消える
- 複利が働かない
- 支払いは労働収入から
- 時間が味方にならない
■B:貯めてから利回りで払う
- 元本が残る
- 毎月の利回りが自然発生
- 支払いを利回りで賄える
- 時間が最大の味方(複利構造)
問いの核心
3,500万円を“使う”と資産はゼロになる。
3,500万円を“育てる”と毎月14.6万円が自然に生まれ続ける。
この差はキャッシュフローの構造の違いです。
- A:元本ゼロ→毎月 -15万円
- B:元本3,500万円→毎月+14.6万円(支払いに使える)
7,000万円でも1億500万円でも、
“使う”と”育てる”ではキャッシュフローが真逆になる。
- A:毎月-30万~45万円
- B:毎月+29万~44万円(支払いに充当可能)
複利の有無がすべてを決める。